[青少年事業担当]
がむしゃらキッズ委員会 事業方針 委員長 馬場 陽一
顔を合わせなくても人との会話が容易なSNS等のコミュニケーションツールが普及しています。子ども達は 日常の様々な体験を通して日々成長していますが、自身の目で見て、耳で聞き、言葉で伝え、心躍らせるという 体験の機会が減少する事で感受性が乏しくなり、自分本位な考え方になってしまうと感じています。それは比企 地域の子ども達も例外ではありません。
我々が活動する比企地域は1市7町1村の広域な地域で結ばれており、子ども達が新たな出会いを広範にわた って作れる場所です。子ども達はそれぞれの生まれ育った市町村にとらわれず、比企地域という広いエリアに飛 び出す事でより多くの子ども達や大人達とのつながりができ、子ども達にとってより良いコミュニケーションを 取る絶好の機会になると考えられます。
本年度がむしゃらキッズ委員会は、子ども達が一所懸命すなわち「がむしゃら」になって取り組むことができ る機会を創出していきます。人と直接出会う楽しさを伝え、「がむしゃら」に取り組んだ後の達成感を味わい、刺 激を受けて自発的に高い目標を持てる子どもへと成長できるように導いていきます。子ども達が、「がむしゃら」 に体験をした後に、その体験を自信へと変えていくことで、さらなる目標を設定して夢に向かって進んでいく力 を得られるのではないでしょうか。大人達も子ども達と心を通わせる事で「人を、地域を愛する気持ち」を持て るようになると考えられます。
家庭や学校という普段とは異なる環境の中で新しい仲間とともに過ごし、「がむしゃら」にチャレンジした後 の子ども達の表情は自然と達成感に満ちた顔になると考えられます。
田園風景が広がる自然美豊かな比企地域の中で、非日常的な「がむしゃら」な体験は子ども達の大きな成長の 機会になると考えられます。同じ状況下で切磋琢磨することは良い意味での競争心を育むことができ、感受性が 豊かになると確信しています。 子ども達は大人達と一緒に「がむしゃら」な体験をする事で子ども同士だけでなく大人達とも意識の共有がで きます。一つの目標に向かう「がむしゃら」な体験は、協調性を育み団結力の向上へと繋がります。加えて、相 手を想い、讃える謙虚さも人として必要な要素となるでしょう。
「がむしゃら」な体験から、子ども達は仲間とともに笑顔になり心を通わせる事で将来への夢を持てるよう になると考えられます。そして、<子ども達の笑顔があふれる自慢の故郷HIKIとなる>よう、委員会一同邁 進していきます。
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